妊娠16週で完全流産した話2(入院生活)

流産


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妊娠16週で完全流産した話の続きになります。
初めから読みたい方はこちらからどうぞ。

妊娠15週、緊急搬送


妊娠15週でかかりつけの産婦人科の担当医師から流産しかかっていると言われ、すぐに救急車で最寄りの総合病院に搬送されることになりました。

救急車を待つあいだ、母と夫に連絡しました。
上の子は母に預かってもらい、夫が総合病院に来てくれることになりました。二人とも驚いていましたが、落ちついて連携してくれました。

流産しかかっていることよりも、自分が入院することで上の子の生活や仕事のことなど、色んな事が頭の中をぐるぐる回っていました。

救急車が到着し、生まれて初めて担架に乗せられて救急車に乗りました。

救急車の中では救急隊員が色々話しかけてきました。独特の匂いと、揺れが激しく、急激に気分が悪くなっていくのを感じました。救急隊員の質問には同行してくれた助産士が代わりに答えてくれました。

二人の会話をぼんやり聞きながら、早く家に帰りたいと思いました。

内診と元気な産声


病院についてすぐに内診を受けました。担当医は若い女性でした。
内診が終わると今後の治療について説明がありました。集中治療室で治療を行うこと、トイレ以外はベッドの上で安静に過ごし、シャワーも禁止だと言われました。
どのくらいの期間入院することになるのかと聞くと、分からないけれどお薬が効いて症状が改善すれば退院の可能性もあると言ってくれました。気を遣ってくれてるのだと思いました。


ちょうど隣の分娩室でお産が進んでいる妊婦さんがいて、分娩の手伝いをするので少し待つように言われました。しばらくして赤ちゃんの元気な産声が聞こえました。
あの人はちゃんと産めたのか・・・
2歳の子供を家に残して入院し、せっかく授かった子を流産するかもしれない自分が情けなくて、母親失格だと思いました。

入院生活1日目


集中治療室に運ばれたあと、看護士の方が点滴とお腹の張りを測るモニターをつけて定期的に状況を監視することになりました。
「不安だと思いますが、何かあればすぐ言ってくださいね。」
すごく優しい看護士で涙が出そうになりました。


看護師と入れ替わりで夫が病院に到着し、状況を説明しました。夫は落ち着いていました。話をするうちに私もだんだんと落ち着いてきたのを感じました。

消灯時間を過ぎていたので、次の日また来てもらうことにしてその日は帰ってもらいました。欲しいものがあったらなんでも言って、という夫の優しさにまた涙が出そうになりました。

入院生活2日目~3日目

入院中は指示通り、トイレ以外の時間をベッドで過ごしました。
しかし症状は改善しませんでした。子宮頚管の長さは少しずつ短くなっていき、下から突き上げるようなお腹の痛みが続きました。トイレに行くとレバー状の血の塊が出てきました。

入院3日目、これ以上お薬の量を増やすと母体への負担がかかり次の妊娠に影響するかもしれないと言われました。このまま子宮頚管が短くなれば今の週数では赤ちゃんを助けることは難しいとのことでした。
お腹の痛みは増す一方でほとんど眠れず私はふらふらでした。
お腹をなでながら「お願い、まだ出てこないで」と何度も赤ちゃんに話しかけました。

夫は毎日お見舞いに来てくれました。病室で仕事をすることもありました。夕方には、母が上の子を連れてきてくれました。保育園ではいつも通りお友達や先生と楽しそうに過ごしていると教えてくれました。

帰り際にママー!!と号泣する娘を見て、涙が止まりらなくなりました。
もう赤ちゃんは諦めたほうがいいのかもしれないと思いましたが、自分からお薬を止める判断はできませんでした。赤ちゃんはまだ私のお腹の中で懸命に生きていました

入院生活4日目、完全流産

入院4日目の深夜、体が仰け反るほどのお腹の痛みがありました。

無性に気張りたくなり、とうとうその時がきたと思いました。ナースコールを押すとバタバタと助産士と看護士がお産の準備を始めました。分娩室に移動してすぐ当直の医師がきて内診のあと、次に気張りたくなったらもう我慢しなくていいと言われました。赤ちゃんの心拍はまだありました。

 

痛みの波が来てお腹に力を入れると、スルッと何かが出てくるのが分かりました。全身の力が抜けていくのを感じました。

力んだのはたったの1回でした。
「こんなにあっけないんだなぁ・・・」
ぼんやりとした意識でそんなことを思いました。

苦しかったお腹の痛みはもうありませんでした。
夜は夫も病室に泊まってくれました。二人でたくさん泣いたらいつの間にか寝ていました。

入院5日目、退院

次の日の朝、体がものすごく軽くなっていることに驚きました。
当直の医師からは、母体の子宮内に感染があり、そのために子宮頚管が短くなったのではないかと説明がありました。ただし、具体的に何が直接の原因なのかは不明とのことでした。
その後、助産士と看護士が赤ちゃんを病室に連れてきてくれました。
たった120gの小さな赤ちゃんでしたが、綺麗な顔をしていると思いました。

その後の検査結果で子宮の感染はなくなっていること、体の回復も順調だったためその日のうちに退院できることになりました。

もう少しだけ続きます

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