妊娠16週で完全流産した話3(流産後)

流産
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妊娠16週で完全流産した話、長くなってしまいましたが完結編です。
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1日だけの4人家族


退院の手続きを済ませ、赤ちゃんを連れて5日ぶりに我が家に帰りました。娘は初めはおそるおそるでしたが、すぐに以前のように「ママあそぼー!」と言って和ませてくれました。
赤ちゃんは日中はみんなの様子が分かるようにリビングの真ん中にいてもらいました。暑い時期だったので柩の中に保冷剤を入れて痛まないように気をつけました。ここがお家だよーとか、お姉ちゃん元気だねーとかたくさん話しかけました。

夜は赤ちゃんも同じ部屋で寝ました。一晩だけでも4人で寝れることを嬉しく思いました。

お出かけ


次の日は朝から快晴でした。お別れの前にできることはないか夫と相談し、少しでも赤ちゃんとの想い出をつくろうということで意見が一致しました。そこで私たちの想い出の場所や、大好きなご飯屋さんにお出かけすることにしました。

移動中はずっと赤ちゃんが入った柩を抱いていました。短い時間でしたが、赤ちゃんと一緒にいられることが幸せでした。

お別れ


夕方、赤ちゃんを火葬場に連れて行きました。最後のお別れを言ってから見送りました。全て終わって火葬場を出ると、空からぽつりと雨が降ってきました。赤ちゃんが無事にお空に帰れたような気がしました。

もう会えないことが悲しくて、帰りの車の中でたくさん泣きました。

会社へ連絡


医師には早ければ退院した次の日からでも仕事を再開して良いと言われていましたが、まだ仕事ができる状態ではなかったため、次の診察がある2週間後まで産後休暇をとらせてもらうことにしました。
休暇の連絡をしたときに、急なことで迷惑をたくさんかけてしまい申し訳ありませんと言うと、上司は自分たち夫婦も2度の流産経験があり、力になれることがあればなんでも言ってほしいと言ってくれました。

ありがとうございます、と言おうと思いましたが涙が溢れてうまく言えませんでした。

流産後の生活と気持ち


休暇中に何をしていたのかあまり覚えていません。どこにも出かけず、家の中でぼんやりしていることが多かったように思います。流産した直後は悔しくて悲しくて泣いてばかりでしたが、時間が経つと抜け殻になってしまったように何も考えられませんでした。

気づくと涙が溢れて止まらなくなることがあり、そういうときはなぜかほっとした気持ちになりました。

流産後の体の変化


流産後、1週間ほどナプキンにべったりつくくらいの出血が続きました。濃い赤色の出血で数センチくらいの血の塊が出ることもありました。

2週間目からは出血量が減っていき、色も赤色から茶色に変わりました。このまま出血が止まるかと思っていましたが、ぽたぽたと少量の出血が1週間ほど続きました。ナプキン負けしたのか、デリケートゾーンに痒みを感じることもありました。

流産後3週間目、2日ほど鈍い下腹部痛が続き生理が再開しました。一気に出血量が増え、多い日用のナプキンでも追いつかず何度かパンツを汚してしまうほどでした。
生理は2週間ほど続きました。生理が終わると痒みも収まりました。

流産後の診察


流産の2週間後に診察がありました。経過は順調で、生理を1回見送れば次の妊娠を考えていいとのことでした。流産の原因について改めて聞きましたが、病理検査の結果からも原因の特定はできないと言われました。
今回のことは”たまたま”だと思って、前向きに次の妊娠を考えてみてくださいとのことでした。私たちの運が悪かっただけで、医学的にはよくあることなんだろうと思いました。

頭では医師の言葉を理解できました。でもじゃあ赤ちゃんは一体何のために産まれてきたのだろう心はモヤモヤした気持ちでいっぱいでした。

最後に


私の流産体験記はこれで終わりです。
私が流産を通じて学んだことは自分の体を労わることの大切さです。流産前の私は仕事に育児に家事にと全てを完璧にこなすことに必死で、自分を労わることを疎かにしていました。”良い母親”という名の亡霊にとりつかれていつも無理をしていたように思います。

でもお腹の赤ちゃんを守れるのは母親である私だけです。せっかく宿った命をどうしてもっと大切にしなかったんだろうと後悔はつきません。

流産で入院することになったとき、一人では何もできないことを思い知りました。夫や家族に支えてもらうことがいかに大事か分かりました。もっと早くそのことに気づいて周りに助けを求めていれば、流産しなかったかもしれないのにと今でも思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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